配送関連について
国際配送時によくあるトラブルとその回避方法
海外向けに商品を販売するとき気をつけたいことに、「配送時のトラブル」があります。もちろん国内向けの発送の場合も、ていねいに梱包・発送することが大事ですが、海外発送では国内の取引以上に注意が必要です。
国内配送と比べて、配送中に荷物が壊れてしまうケースや荷物が届かない、失くなるケースも発生しやすいのが海外販売の特徴です。トラブルを防ぐためにも、海外発送ならではの注意点を守って、気持ちよい取引をしましょう。
海外配送において梱包は外せない重要ポイント
配送中のトラブルの中でもよく発生するのが、商品が破損してしまうケースです。
海外では日本の配送事業者とはちがい、荷物の取り扱いが丁寧ではない場合もあります。たとえ「FRAGILE」(ワレモノ)や「THIS SIDE UP」(この面が上)と記載しても、そのとおりに荷物を配送してもらえるとは限りません。
国内発送とくらべ、海外発送では中継地点も多く、積み替え作業があるため荷物に負担がかかりちょっとしたことで破損につながる可能性が高まります。時には荷物が落下したり、重い荷物の下敷きになって中身が破損したりする事故も珍しくありません。
壊れやすいものは、商品を緩衝材で包み、さらに箱の中にも緩衝材をつめて荷物を固定してください。衣類や書籍などは、濡れないようにビニール袋にいれてテープで口をしっかりふさぎ、ダンボールもしくは破れにくい厚手の封筒を使うなどの注意を払いましょう。食品などは箱がつぶれて中身がとび出すこともあるので、梱包した上からさらにビニール袋にいれるなどの工夫も必要です。
海外配送では荷物のトラッキング機能を活用しましょう
海外発送をするときには、荷物のトラッキングサービスを行っている配送事業者を選びましょう。日本郵便やクロネコヤマト、海外の配送事業者ではFedEx、DHLなどが国際配送した荷物を追跡できるサービスを提供しています。
また、海外発送では予想以上に、配送に時間がかかることがあります。例えば、海外から日本への発送なら、4日程度で配達されるのに対し、日本から同地への発送となると、倍近くの時間がかかるといったように、同じ区間の国際配送でも状況によって配送期間が一定しないこともあります。
セラー(出品者)として、バイヤー(購入者)に荷物が無事に届いているか確認することはとても大切な仕事の一つ。海外向けに販売をつづけていくうえで、こうしたフォローがきちんとできるかどうかは、セラーの信用にもつながります。
「発送したら、それで終わり」ではなく、商品が無事バイヤーに届くまでしっかり責任をもつようにしましょう。
関連情報
日本郵便追跡サービス(日本郵便ウェブサイト)
クロネコヤマト国際宅急便(ヤマト運輸ウェブサイト)
FedEx(フェデックス)国際宅配便・海外発送貨物の追跡(FedExウェブサイト)
DHL輸送状況の確認(DHLウェブサイト)
eBayでは売り手保障精度(Seller Protection)を完備
どんなにしっかり梱包しても、また配送事業者のトラッキング(追跡)サービスを使っても、それでもトラブルをゼロにすることはできません。時には、荷物が紛失してしまうことも。
そこでebay(イーベイ)では、海外に商品を販売するときのサポート体制を整えています。荷物の配送や支払いに関するトラブルに対応したサービスとして、セラーのために eBayセラープロテクション(Seller Protection)という保障制度を用意しています。
バイヤーとのコミュニケーションミス、作業ミス等のトラブルに対する保障も用意はしていますが、トラブルを事前に防ぐためにも荷物にはトラッキング機能を付け、さらに支払い完了後は24時間以内に発送することをeBayでは推奨しています。
そのほか、バイヤーに対して商品の説明を正確・ていねいに行い、画像を含めて商品の詳細な情報を公開しておくこともトラブル回避に役立ちます。ポイントをしっかり押さえた取引と発送を心がけて、トラブルなく海外販売を行いましょう。