トラブル・ケース対応
対応方法例:「返送料金を支払って返送を受け入れる」時の返品対応~Return Request~
対応方法例:「返送料金を支払って返送を受け入れる」時の返品対応~Return Request~
対応方法例:「返送料金を支払って返送を受け入れる」時の返品対応~Return Request~
セラーが返送料金を支払って返送を受け入れる場合、セラーはいくつかのステップが必要になります。以下にならって、対処方法を理解していきましょう。
1. Return Requestとは
まずReturn Requestについてまとめているページをご確認ください。
対応方法例:「届いた商品が商品説明と違う」という返品の問合せ~Return Request~
2. 返送料金をセラー負担で受け入れる場合とは
このページでご紹介するのは「返送料金を支払って返送を受け入れる」時の返品対応となります。上記参考URL内の「理由②商品都合の場合の返品リクエスト(例:ダメージや商品説明と違う等)」が対象となります。また、Return Reqeustを受け入れた(Accept)ことを前提とします。
3. 2つの対処方法
A:配送ラベルを発行する方法
FeDex、DHL、UPS等の民間配送会社と契約している場合は、各社が提供する返送用サービスを利用することができます。例えば、FeDexですとFedEx Ship Manager>出荷>返送貨物の準備で利用できます。他には各国で返送受取サービスもありますので調べてみましょう。
B:返送料金を事前に支払う方法
バイヤーから返送時のパッケージサイズ3辺、実重量を伝えてもらいます。日本からの発送時のサイズを記録しておりそのままの状態で返送してもらう時には必要ありませんが、3辺と実重量の情報を元に返送料金の概算を下記の方法で確認する事が出来ます。残念ながら全てのバイヤーが正しい返送料金を請求してくるとは言えません。返送料金を自身で調べ、妥当である金額を送金するよう心がけましょう。
返送料金の調べ方
各国郵便局のホームページでで日本向けの送料を確認することができます。ここでは何か国かの郵便局ホームページの国際郵便送料計算URLを紹介します。
アメリカ USPS https://postcalc.usps.com/Calculator/Index?country=10440
カナダ Canada Post https://www.canadapost.ca/cpotools/apps/far/business/findARate?execution=e1s2
イギリス Royal Mail https://www.royalmail.com/price-finder
フランス LA POSTE https://www.laposte.fr/envoyer#/other/shipment
ドイツ Deutsche Post https://www.deutschepost.de/de/b/briefe-ins-ausland/warenpost-international.html
オーストラリア Australia Post https://auspost.com.au/parcels-mail/calculate-postage-delivery-times/#/
FeDex、DHL、UPS等の民間配送会社での発送
契約内容によって変わりますので各社のカスタマーサービスに確認しましょう。
返送料金支払い方法
- バイヤーにPayPalアドレスを確認
- (PayPalログイン後)ツール>支払うで、バイヤーのメールアドレスを貼付け、返送料金を送金 (バイヤーの受取手数料に注意)
保存しておく情報
バイヤーとの交渉がトラブルとなってしまった場合は、後述の「5.注意点>Case without seller resolution(未解決ケース)」でアピールする為に下記2点を保存しておきましょう。
- PayPal固有の取引ID
- Paypalで送金した画面の画像・キャプチャ
4. 流れ
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Return approved(返品の承認)
「Return approved:商品名」というタイトルのメッセージが送られてきます。返送料金をセラーが負担する場合はこの時点で前述した「3.2つの対処方法」を行います。 -
Return(返品の実行)
返送料金を送金したらバイヤーが返送を実行します。追跡番号が保存された場合はReturn itemページで確認できます。追跡番号が保存されていない場合はバイヤーに保存を依頼しましょう。 -
Return Delivered(返品の到着)
追跡番号保存されている場合で商品が到着すると「Return Delivered:商品名」のメッセージがeBayから送られてきます。
- 指定した住所に到着しているか
- 正しい商品か
- バイヤーの申告した状態であるか
-
その他問題がないか
を確認し、返金処理を行います。メッセージ内に記載されている期日までに返金を行わないとバイヤーはeBayに介入を求めたり、eBayが自動的に返金処理を行う事があります。もし、問題があるようであればバイヤーに確認したり、eBayに報告・介入を求めましょう。返金処理はReturn Itemページで行う事ができます。
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Return issued(返金の実行)
返金するとeBayから「Refund issued:商品名」のメッセージが送られます。これにて完了です。
5. 注意点
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返送品の確認
商品が到着したら正しい商品か、バイヤーが返品を申請した時点で発言していた状態なのかを必ず確認しましょう。もし、異なる商品が届いた、商品が入っていない、状態が異なるなどの問題が発覚した場合はeBayに相談しましょう。 -
Case without seller resolution(未解決ケース)
当事者間で解決できなかった場合、バイヤーからeBayに介入を求められる可能性があります。eBayが介入した結果バイヤー有利の判断となると、セラーパフォーマンス評価(セラーレベル)に悪影響が生じるDefect(ディフェクト)および未解決ケース(Case without seller resolution)のカウントが行われますので、当事者間で解決できるよう努めましょう。 -
返送時の輸入関税
バイヤーから返送される場合でも、日本国内に輸入するという形になり関税がかかる場合があります。これを極力避ける為に、可能であればバイヤーに下記のお願いしましょう。これらを行っても絶対に輸入関税がかからないという確証はないですが、かからない可能性を高める事はできるはずです。
ヒント1.eBayでReturn approvedのページを印刷し、出荷ラベルと一緒に入れるか、箱の中に入れてもらう。
ヒント2.出荷ラベルの内容品に「Return Item」と記載してもらう。