Payment Dispute:支払い異議申し立てに対するセラー保護

バイヤーがPayment Disputeを行うと、Payment Disputeに対するセラー保護がセラーに適用される場合があります。

Payment Dispute (日本語では支払い異議申し立て、以下Payment Disputeとする）

バイヤーが決済サービス会社(クレジットカード会社やPaypal）に異議申し立てを行うと、決済サービス会社はそれをeBayに知らせ、バイヤーとの間で異議申し立てを解決するためのプロセスを開始します。eBayは、取引に関する情報を集め、セラーがPayment Disputeに対抗する証拠を提示するためのサポートを行います。

Payment Disputeの審査結果は決済サービス会社によって決定されます。ただし、eBayにはPayment Disputeに対するセラー保護制度があり、セラーに保護が適用される場合があります。対象となる取引の要件や必要なアクションなど、このセラー保護制度の詳細については、以下のポリシーをよくお読みください。

保護適用の要件と対象外の取引

Payment Disputeに対するセラー保護は、バイヤーが以下のいずれかの理由によりPayment Disputeを行った場合に適用されます。

• 商品が届かない（The buyer hasn't received their item yet）
• 取引に覚えがない、または取引に問題がある（The buyer did not recognize the transaction or The buyer had an issue with the transaction）
• 受け取った商品が出品情報と異なる（The item doesn't match the description in your listing）

異議申し立てに対するセラー保護をセラーが受けるための条件：

• 取引が本ポリシーで指定されている要件を満たしていること
• セラーがPayment Disputeに応答し、規定の期限内にアクションを実行すること
• Payment Disputeに対抗する場合（Challenge）は、必要な証拠をセラーが提示すること
• セラーが利用規約に違反していないこと

必要なアクションと期限

商品が届かない、または取引に覚えがないという理由でバイヤーがPayment Disputeを行った場合

商品が届かない、または取引に覚えがないという理由でバイヤーがPayment Disputeを行うと、セラーは次のどちらかの提出を求められます。

• 決済時にバイヤーが指定した住所への配達が正常に完了したことを示す証拠
• バイヤーが商品を受け取ったことを示す証拠

商品の配達または受け取りが正常に完了したとeBayが判断した場合：

• 決済サービス会社がバイヤーに対する返金を認めたとしても、eBayがセラーに商品代金の返済を求めることはありません
• eBayはセラーのDispute Fee(日本語では異議申し立て手数料、以下Dispute feeとする)を免除または返金します

配達完了の証拠
以下のすべてを示す配送業者の追跡情報：

• 配送ステータスが「配達済み」（または配達先の国での同等のステータス）
• 配達日
• 注文の詳細ページの配送先住所と一致する受取人の住所（都市名または郵便番号を含む）
• 総額$750を超える注文については、受け取り署名の画像が確認できる配達証明書（詳しくは署名確認の要件を参照）

受け取り完了の証拠
店舗受け取り商品の場合、商品を受け取る人は本人確認のために写真付き身分証明書の提示を求められます。セラーは以下のすべての情報を含む証拠を提出する必要があります。

• 注文番号
• 商品番号
• 商品名
• 支払金額
• 受取日
• バイヤーの受領確認署名
• 受け取り店舗または受け取り場所の住所

セラーから直接受け取る商品の場合、バイヤーが受け取ったことを示す証拠には以下が含まれる場合があります。

• 受け取りの際にバイヤーが署名をしたeBayの注文明細のコピー
• 受け取りの際に、セラーがeBayアプリを使用してバイヤーのQRコードをスキャンするか、バイヤーの6桁の受け取りコードを手入力

商品が出品情報と異なるという理由でバイヤーがPayment Disputeを行った場合

商品が出品情報と異なるという理由でバイヤーがPayment Disputeを行うと、セラーはそれに反論するために、出荷前の商品の状態を示す写真などの証拠の提出を求められます。

eBayがセラー保護の適用を審査する際には、次のいずれかに該当するかを調べます。

• セラーがeBayを通してバイヤーに全額返金した
• セラーが部分返金を行える場合に、使用後または破損した状態で返品された商品について、部分返金ガイドラインに従ってセラーがeBayを通じてバイヤーに部分返金を行った
• 同じ取引の同じ件のeBay Money Back Guaranteeのケースで
  • バイヤーの訴えが認められなかった、または
  • バイヤーに全額返金することで解決した

取引が保護の対象であるとeBayが判断した場合：

• 決済サービス会社がバイヤーに対する返金を認めたとしても、eBayがセラーに商品代金の返済を求めることはありません
• eBayはセラーのDispute feeを免除または返金します

Dispute Fee : 異議申し立て手数料、資金保留、返済

Dispute Fee（異議申し立て手数料）

バイヤーがPayment Disputeをすると、eBayはセラーからDispute Feeを徴収します。Payment Disputeに対するセラー保護が取引に適用される場合、この手数用は免除または返金されます。

セラーの資金決済制限

バイヤーがPayment Disputeをすると、決済利用規約で概説されているように、eBayがセラーの資金決済を制限する場合があります。制限の実施期間は最長30日間です。

セラーからeBayへの返済

本ポリシーに記載の通り、eBayはセラーをPayment Disputeに対するセラー保護の対象外と判断する場合があります。セラーが対象外となり、バイヤーの決済サービス会社がバイヤーに対する返金を認めると、eBayは利用規約および決済利用規約に従ってセラーに返済を求めます。
eBayは次のどちらかの方法で返済を求めます。

• セラーへの支払予定額から差し引く
• セラーの資金が不十分な場合、セラーの登録の決済方法（主にクレジットカード）で決済する

上記の方法で返済を処理できない場合、eBayは別の方法で返済を求める権利を有するものとします。

再審査請求（アピール）と重複請求

再審査請求

eBayがセラーをPayment Disputeに対するセラー保護の対象外と判断した場合、セラーはPayment Disputeの審査結果の通知日から30日以内にeBayに連絡して再審査（アピール）を請求することができます。再審査の可否を検討するにあたり、eBayはセラーに追加書類の提出を求めることがあります。
最終判断を下す権利はeBayにあります。

重複請求

バイヤーは返金を受けるために複数の解決方法を使用することはできません。バイヤーが決済サービス会社にPayment Disputeを行うと、セラーはそのPayment Disputeに対応する必要があります。eBayは、同一の取引に関して未処理の注文キャンセル、商品未着、返品リクエスト等のeBay Money Back Guaranteeケースがあれば終了させます。

その他諸条件と関連ポリシー

• eBayは、決済利用規約およびユーザープライバシーポリシーに従って、セラーの連絡先情報を決済サービス会社またはバイヤーに提供することができる
• セラーは、eBayが必要に応じて商品の配達状況を確認するために関連配送業者の配送情報にアクセスすることを許可するものとする
• 状況によっては、いったん終了したPayment Disputeを決済サービス会社が再開でき、その場合、eBayはセラーに通知し、異議申し立てに反論するための追加情報の提供を求めることができる