イーベイ・セラー成功事例：株式会社MondoLife

相手の目線で考える。迷ったらeBayコミュニティに聞く。寝ても覚めてもeBayのことを考えて実践し、規模を大きくしていくのが楽しいんです。

 

前職の副業からコロナ禍でeBay一本に絞って法人化。わからなかったり、迷ったりしたら仲間に聞けば、解決策が見えてくるという。いつでもどこでもeBayのことを考え、みんなと取り組んだ結果が、『eBay Japan Awards 2022』のカテゴリーグロースアワードにおけるビデオゲーム＆コンソール部門 法人枠での受賞。今後もみんなのためにも規模を大きくし、働く環境を良くし、みんなをハッピーにしていきたいという代表取締役・北島 大地さん流の“仕事術”を聞いた。

社長になりたかった。みんなを楽しませるために。

今まで介護士とか、携帯電話ショップの店長とか色々な仕事をしてきました。筋トレで身体を鍛えていたので、パーソナルトレーナーも、やりたい仕事の選択肢にありました。eBayは携帯電話ショップの店長時代にＳＮＳで知って副業として始めたのですが、すぐに新型コロナウィルス感染拡大があり、携帯電話ショップのリストラもあって、退職してeBayを本業にしました。本格化するにあたってはeBayコンサルタントの方に教えてもらい、スムーズにスタートすることができたと思っています。最初は英語も話せませんし、何を売っていいかも分かりませんでした。覚えているのは「仮面ライダー」のベルトが一番最初に売れたことで、おもちゃなどを売る中でゲームも取り扱うようになりました。

携帯電話ショップの店長を辞めたのが4年前。パーソナルトレーナーを目指すことも考えましたが、社長をやって規模を大きくしたかったのでeBayを選び、その1年後には思い切って法人化しました。ゲームに絞ったのは、自分が子供の時からやっていたこともありますが、詳しいパート従業員さんが入社したのがきっかけです。今ではゲーム機本体、ゲームソフト、コントローラーなど周辺機器を販売しています。ゲームに詳しいことはある程度必要かもしれません。例えば商品の検品とか動作確認で、自分自身もプレイするからこそ感覚的にチェックするところがわかるからです。でも売れるセラーになるには商品知識だけでは不十分で、バイヤー（購入者）とのコミュニケーションや梱包の丁寧さ、配送スピードなど複合的な要素が必要です。だから社内外のコミュニケーションは大切だと思っています。

サポートが充実。コミュニティで情報交換やノウハウ共有

eBayはいろんなサポートを受けられるのがいいですね。私は話せませんがバイヤーとのコミュニケーションで英語は必須です。eBayの翻訳機能を教えてもらい、利用したら本当に使えました。今では外注先にお願いし「このバイヤー、ここを怒ってますね」みたいなニュアンスを教えてもらい、「こう返してください」と指示するだけで、良いコミュニケーションが取れています。eBayは外注できることが多いので、パソコン一つ持って、外で仕事することも可能です。こうした知恵やノウハウを得るのに、コンサルタントやeBayセラーの横のつながりがとても助けになります。eBay Japan Awardsを受賞してからは「筋肉キャラ」が浸透し、コミュニティで講師をしたり、他のコミュニティから講演を頼まれたりします。こうした情報交換やノウハウの共有ができるのもeBayの良さだと思いますね。

自社で注力するのは梱包で、理由は丁寧に速く届けたいから。日本と違い、米国は「置き配」が前提だし、荷物を投げたりします。丁寧に梱包しないと手元に届く前に壊れてしまいます。それでも先日、ある南米の国に送った荷物が配送車ごと襲撃を受けてすべて略奪され、配送できないと連絡がきました。日本では考えられませんが、割り切って、バイヤーに返金処理しました。

相手の目線で考えて、みんなをハッピーにしたい

バイヤーとの関係で嬉しかったのは、フリスビーマニアのお客さんが、フリスビーにうちのお店のアイコンをプリントして送ってくれたことです。こういうことが起きるのもeBayの魅力です。私も配送の時は日本茶のティーパックのプレゼントや、ゲーム本体を買ってくれたお客様にゲームソフトのおまけ、オリジナルのサンキューシールの同梱など、ちょっとした工夫をして喜んでもらっています。商品写真にはショップアイコンを一緒に写り込ませているので、写真を見ればすぐにうちの商品だとわかります。eBayのなかのたくさんのショップから、私たちの店を選んでもらう、リピート購入してもらう。そのためにはバイヤー目線のサービスで喜んでもらう、ハッピーになってもらうことが、大切だと思っています。

会社は家族も一緒に働いていますし従業員も増えました。責任は重くなりましたが、寝ても覚めてもeBayのことを考えて、学生時代の野球やラグビーよりも打ち込んでいます。不安に感じる時は一人で抱えるより、コミュニティで共有し、色々なアドバイスをもらっています。

今の目標は年商5億円、実現のためには配送能力が足りません。事務所を広げ、人材を採用し、売るための環境を整えていきます。自分の利益も求めますが、バイヤーのために梱包を丁寧にしたり、対応を早くしたりする先に、売り上げや成長があると思っています。そういう意味で、自分に関わる人みんな、ハッピーにしたい。バイヤーも、従業員も、仕入先もみんな。大変だけど、それが楽しいのです。